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一般財団法人 レオ財団

月例会・勉強会

みずほ銀行大阪支店 支店長 加藤 英彦様にご講演いただきました。

4月6日(水)、一般財団法人レオ財団の月例会&勉強会が行われました。
お二人目は、みずほ銀行大阪支店 支店長の加藤英彦さんです。
 
加藤さんは、1964年3月まれの53歳、大阪大学を出られた後、富士銀行に入行され一昨年の4月にみずほ銀行大阪支店長に着任されました。
着任以来、レオ財団の月例会には殆ど毎回参加して頂き、財団主催の定期公演会には必ず若い行員の方々を連れてお越し頂いています。銀行というある種格式の高い業界の若い方に色々な刺激を与え、より社会に貢献できる銀行を目指しておられる、ちょっとユニークな支店長です。
加藤さんには、これまでの経験から培われた人生観として、「私のこれまでの歩み、そしてこれからの生き方」というテーマでお話し頂きました。
 

小学校時代は、江戸川乱歩の「怪人二十面相」にはまって以来ひたすら読書に明け暮れ、日本文学の主要な作品はほぼ読破しました。
中学に入ると、アニメからドラマ、歌謡番組と幅広いジャンルのテレビを見尽くし、その後の人生に大きく影響を及ぼします。
このころ反抗期を迎え、親に無理強いされる勉強や他人と比較されることを嫌い、このことが転じて自ずと「勉強は言われてするものではなく、自分の意思でするもの」という考え方が身につきました。
 
高校は、愛知県の名門進学校である岡崎高校に入学、ラグビーを始めるもあまりの辛さにギブアップ、観戦する側に回りました。大学入試は早稲田、同志社に嫌われますが唯一、大阪大学に合格します。
大学4年間は、所属サークルの部員勧誘のビラ配り、合コン、アルバイト、マージャンで明け暮れました。学生時代を象徴する出来事として、新たにイベントサークルを立上げてイベントを企画実行したのですが、観客の見込みが甘く、出演者のギャラが払えなくなり返済の督促を受け、運営の難しさを痛感した苦い経験が挙げられます。
 
就職活動は精力的に行い、60社で計150回の面接を受けました。第一志望は「ワコール」、第二志望は「資生堂」と銀行など見向きもしていませんでしたが、たまたま面接を受けた富士銀行の人事担当者よりかけられた「銀行を一緒に変えていかないか!!」の一言が心に響き、銀行員となることを決意しました。
 
入行後、難波、亀戸の支店勤務を経験した後、総合企画部に配属。みずほプライベートウェルスマネージメントを経て、大阪支店長に就任しました。
 
「皆さんの中で、ももクロのライブを見に行ったことがある人、いますか?」
これは、大阪支店長着任時の挨拶で部下の行員140名を前に発した第一声です。それまで下を向いていた全員が思わす顔を上げ、「一体この人何を言い出すの?」という奇妙な空気が充満したのです。
 
この「ももクロライブ」発言は、これまでの経験を通じて得た次のような人生感を行員に投げかけたものでした。
 
私は、就職や結婚を経てからも家内とともに様々なジャンルのライブを観劇、観戦しています。昨年度(2015年4月~2016年3月)は、演劇30本、音楽41本、スポーツ7本、その他4本の計81本でした。
興味をもった音楽(シンガー、バンド)、演劇(俳優)、スポーツ(選手)等のステージや試合を実際に見た際に、
①一所懸命
②人を喜ばせることが自分の喜び
③他人との競争ではなく自立
④お客様の意思やニーズ、変化を見極める志向
⑤感謝の気持ち
を兼ね備えたステージは、観客の「応援したい」という気持ちとの相乗効果が生まれ、素晴らしいものになると感じるのです。この原則は、ライブの場面だけでなく、ビジネスや家庭、社会生活のシーンでも同様だと考えているのです。
 
これまで社会人としての人生を経て、また阪神淡路の震災、9.11の同時多発テロ、東日本の震災など未曽有の災いを通じてこれからの生き方について考えると、一日一日を一所懸命に生き、何が起きてもその瞬間に「いい人生だったなあ」と思える生き方、自分のやるべきこと、やりたいことに信念をもって貫くことが大事だと思うのです。
そして本当の幸せ観を認識し、それをつくり上げるプロセスそのものが「幸せに生きる」ことにつながると信じています。
自分自身の姿勢と、他者への働きかけで、自らが幸せになれるということを信条として、これからも毎日を幸せに生きていきたいと思っています。
 

独自の立派な価値観をお持ちになり、貫いてこられたこと。それは自己中心的で他人に思いを寄せないということではなく、あくまで人と人とのつながりを大事にし、自分から能動的に関係性を築くという基盤に立っておられることを強く感じるお話でした。
名門みずほ銀行の大阪支店長でいらっしゃる理由が分かったように思います。
有難うございました。
 
 
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