泉大津市議会議員の南出 賢一様にご講演いただきました。

7月15日の月例会・勉強会、お二人目の講師はお二人目は泉大津市議会議員の南出賢一さんにご講演いただきました。

「学生を中心にした地域作りの実践」
プロフィール紹介
大手水産会社、商品開発部を経て家業の製粉所で企画・商品開発に携わり、食糧需給や食育・食料問題に関わりを持つ。
2007年泉大津市議会議員に当選、2013年には史上最年少で市議会議長となる。
モットーは「大切にしたいのは、まちと人の可能性」。

人口と財政からみる地方の現状は、働く世代の人口の減少が進み、それによる税収の減少、高齢者人口の増加に伴う福祉予算の増加など、財政の圧迫が始まっている。
泉州の毛布・タオルで栄えた泉大津も、その生産のほとんどを終えている。
南出さんは、持続可能な財政運営のために「お金をかけないで」できる住民総出のまちづくりを打ち出した。
多くの若者が集まり、時として夜を徹して議論が続く。
「己を知り、歴史を学び、世の中の情勢を知る」 などテーマは尽きない。
いつしか商店主や主婦・高齢者までが加わり、理念を共有しながら「志づくり」・人と人が向き合う「人づくり」を始めた。
まちぐるみで子供を育て、希望が育ち、やがて住民はそれを実感していく。
また、育っていった若者が地元に戻り、次の世代に伝えていくリーダーが育っていく。
「人が循環する」  南出さんの理念のひとつである。
一例をあげると、寂しかった商店街や閑散としていた公園でイベントをプロジェクトし、 少しずつコミュニティーが形成されていき、やがて商店主による屋台やママさんカフェなるものが、その場所で人を集めわずかばかりではあるが生産性も生まれ始めた。
みんなで動き一緒に感動を味わい次はどう動くか、予算ゼロの「住民総出のまちづくり」が確実に根付いて来ている。
最後に南出さんは、
 世界の流れから国家観を持って 地域のことを考えられる政治家を目指し、
将来にバトンタッチするのが自分の役割だと締めくくった。

隣で拝聴していた人が「彼はまだ30代だよね?」 と何度もつぶやいていた。
この30代の若者の情熱とエネルギーに終始圧倒された時間であった。

南出さん ご講演ありがとうございました。

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