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一般財団法人 レオ財団

月例会・勉強会

『これからの我々の具体的な活動について』(学生の取組み:後編)

『これからの我々の具体的な活動について』(学生の取組み:後編)

 

2019.10.16

 

Dさん
大学院修士。高校生向けに、大学生を知ってもらうためのコミュニティー創りをしている。
ゆくゆくは、高校生がそのコミュニティーを経て大学に入ることがスタンダードとなるように活動していきたい。

【感想】
ジム・ロジャーズ氏の講演の中で特に共感をしたのが、「日本が好きだ」という発言。
僕もとても日本が好きなので、立場としては、日本を救いたいという立場に立っての感想。
ジム氏の話の中で挙げられていた、日本が衰退していく要因である人口の減少。
(出生率の低下と移民の受け入れが少ない。)

それに対してどうしていこうと言うことだが、自分一人ではどうにもならないものの、まず、今出来る事をしたい、というのが僕の考え方。

 

僕自身は、GDPや人口から見ても日本がそれほど衰退しているとは思っておらず、国力としてはそこまで悲観していない。
だからこそ、日本において、地盤を固めるという活動が重要になってくると感じている。

その中で懸念しているのが、高校生に夢がないということ。
その要因は、周りを見ていない、選択肢がないこと。
大学に行くのが当たり前で、夢を描くということがどういうことかわからない。
それが、一番の危機だと感じている。

大学生という立場から、高校生に対して選択肢を広げてあげることが、ジム氏の講演を聴いて、今の活動と繋げての意見。

 
Eさん
大学3回生。動画編集をするところから、実際にお金を稼ぐところまで繋げる塾の代表を務める。
地域・学校・家庭の3つのエリアにおいて、動画編集を通した子ども教育の働きかけをしている。

【感想】
一番心に響いたのが、「10歳の子どもを日本では育てない」ということ。
僕は正直今まで、国際化や世界のことなどマクロな事は考えておらず、いかに周囲を大切にできるか?や、いかに地域の子ども達を幸せに出来るか?に焦点をあててきた。

そこで注力していたのが、やりたい事がない・夢がないという子ども達に対してのアプローチだったが、そもそも日本という土台がなければ、そんな事も言っていられなくなる、誰も幸せにはなれないと感じた。
だから、自分も日本を救いたいと言うスタンスに立った。

実際、僕が動画を制作する塾に関しても、日本を活力ある社会にしたいという思いがあってのことだったが、僕自身が、日本を離れて世界のことを知り、客観的に日本を見る視点が必要だと感じた。

 

日本にとっての課題は、国民性かなと感じる。
貧富の差こそあれ、所得があるのが当たり前であり、大企業に行くのが良しとされる社会。
何が日本を変えるのかを考えてみると、法律・憲法もしくはITイノベーションの2つ。

このまま日本にいて、自分に出来ることを続けていくのか?
もしくは、日本を出て世界を知り、また戻り活動をするのか?というところで、悩んでいるところだが、ジム氏の講演により、改めて「日本を救いたい」という決意を固めた。

 

DEさん

 

【ディスカッション】
理事長
日本の現状はあまり深刻ではないという意見があったが、今現在は確かにそうだが、棒倒しの棒が倒れていく過程でどこを危険域とするか…というのは、経営者としても必要な判断基準だが、45度傾いてしまったらもう手遅れ。
5度~10度くらいの時に対処できるかが大事であり、ジム氏も何度も言っていた「スピード感をもて」ということがカギ。

つまり、今現在、別に大丈夫と思っていることが、ものすごく怖い。
だからこそ、破綻する前に何ができるか?を考えることが大事。

 

今、確かに夢をもたない若者が多い。
夢をもたない人間に、夢をもたせようとして、大学・大学院を出てせっかく就職していたにもかかわらず、
その安定を捨てて、今果敢に人生に挑戦しているお二人を紹介したい。

 

(お一人目)
3年前に脳腫瘍の手術を受け、その後遺症で右耳が全く聞こえなくなり、しばらくは寝たきりの生活を送っていた。
陸上競技を続けるのは厳しいと感じていたが、「一度自分は死んだ。2度目の人生をもらえたのだったら、全力で挑戦してみよう」と思いリハビリを積み、十種競技選手として復活することが出来た。
「無理じゃない。全力でやっていたら、必ず今日より明日はよくなる」ということを色んな人に伝えたいと思った。
その原動力は「夢」。何かをしたい・達成したいという夢だということを伝えたい・・・と思いながら、大学での事務職員をしていた時に、「こんなん僕じゃなくても出来るわ!」と。
生活が安定していることも大事だが、「2度目の人生ならもっとチャレンジして、人生24時間を自分の夢のため、そして、色んな人のために使いたい」という思いから、事務職を辞めた。
現在は、自分の障害を活かして、障害がある子ども達を対象に陸上競技を教えながら、十種競技選手として活動している。

 

(お二人目)
お二人の話に共感する部分があり、自分自身も教員をしていたが、子ども達が夢をもっていないことを問題に感じて、辞めて十種競技をしている。
それは、夢をもっていない子どもたちに対して、このまま自分が教員をしていても、一生変えられないと感じたから。
変えられる子は、僕でなくても変わっていく。
僕は、誰も変えられない子どもに影響を与えられる教師になりたい。
ほんまの教師になるには、今の教師を辞めるしかないと思い、今に至る。
僕の展望としては、十種競技やSASUKEを通して世界に出て、TVに出て、僕はこういう想いをもって教員を辞め、世界に出たという話を、子ども達にしていきたい。
本気になったら何でも出来る、挑戦するために生きてるということを自分の身をもって、立証していきたい。

 

おふたり

 

財団メンバー
夢をもつ大切さを伝えることは出来るが、子どもの実体として「夢なんかないし」で終わることが多い。
「どうやって見つけたらいいかわからない」という子に対して、夢の見つけ方は?

 

Eさん
経験を広げることだけだと思っている。
今の小学生の将来なりたい職業ランキングの1位は、youtuber。
数年前は、スポーツ選手だった。
営業職やマーケティングなどの職は入ってこない。

なぜか?
彼らが知っているものでしか判断できない。
そのために、実際に社会に出て色々知り、経験することで判断の選択肢を広げるしかない。

 

財団メンバー
夢の話になると、職業になりがち。しかし財団に居る人は、「人を笑顔にしたい」など、職業ではなく、やりたいこと。
だから、自分が子ども達と話す時には、職業ではなく「自分が何をしたいのか」「どうなりたいのか」ということを話している。
また、夢がない子が沢山いるが、そういう子には、目の前のことを一生懸命やりなさいと話している。
お二人とも本当に良い活動をしているので、是非広めていって欲しい。

 

財団メンバー
お二人のお話に共感しました。
インターナショナルの第一歩としては、まずは自分のことや身の回りのことを知っている必要があるから。
ジム氏にはケンカを売られたような気がした。日本の人間が誇りを持てるようなことをしていきたいと強く思い、皆さんのお話を聴いてとても嬉しかった。

 

財団メンバー
ジム氏の話を聞いて、日本への愛国心がなければ、お金をもっている人は次々外国へ出ていくと感じた。
日本が大好きだと仰っていたが、日本のどういうところが好きか?

 

Eさん
僕は「人」です。例えば、日本の伝統芸能などを全く知らないが、それでも日本を好きなのは「人」かなと。
この国に生まれ、この国の人に育ててもらったからこそ、この国の人たちのお役に立ちたい。

 

 

理事長
世の中に批判する人は沢山いる。悪いことは、人のせい、周りのせいにしがち…
人のせいにしていても何も変わらないが、自分に出来ることというのは全ての人にあるはず。

 

例えば、カンボジアでは、学ぶための校舎がない・鉛筆がない。
だからこそ、勉強する機会を与えられることに感謝ができる。勉強の先に親を幸せにすることができると信じているからこそ、何のために勉強が必要なのかを理解している。

かたや日本では、勉強しなさい勉強しなさいと言われ、良い学校や良い企業に入るために与えられ続けている。
そういった環境下で、自分で考え、行動するという創業者精神が全くなくなってきているのが現状で、そこが大きな問題だと感じている。

 

これをどうしたら良いのか?

私はレオ財団として出来ることをやっていこうと思っているが、それぞれの立場で、何が出来るのかを考え、一歩を踏み出すことは出来るのではないかと思う。

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