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一般財団法人 レオ財団

月例会・勉強会

認定NPO法人コクレオの森 箕面こどもの森学園 藤田 美保 様にご講演いただきました。

「みんなで創るミライの学校」~21世紀の学びのカタチ~

 

2020.2.12
テーマ:教育
 

これからの時代を生きる子どもたちにとって必要なこと。
それは、どんな生き方をしたいのか意思決定し、自らの努力により何かを得ていく・・・そんな自立した大人に成長していくことなのではないでしょうか。

 

21世紀の学びのカタチを模索する「箕面こどもの森学園」。
その独創的な校風は、どのようにして生まれたのでしょうか?

 

人間本来の自然な成長を促すための教育があるのではないか?という想い。

 

小学生の時に『窓際のとっとちゃん』(黒柳徹子著)を読み、こんな学校があるなら行ってみたいと思っていたと語るのは、箕面こどもの森学園の藤田校長先生。

公立小学校の教員になったものの、もっと違う教育の形があるのでは?という想いから3年で教員を辞め大学院に進学され、教育についての学びを深めたのだそうです。

藤田校長1

学校を創ったら良いのではないか…と思い始めたのは、今から約20年前のこと。
大学生や高校生の無気力。受験勉強を頑張ってきたにも関わらず「実際に大学で何をすればよいのか?」という学生の増加を課題と捉えていた仲間や、自身の子どもが不登校で悩む仲間。

 

「人間本来の自然な成長を促すための教育があるのではないか?」という想いを元に、1999年、仲間と共に「大阪に新しい学校を創る会」を発足。
そして、2004年「ワクワクこども学校」として、民家で生徒数わずか6名から開始されたのだそうです。

 

その後、校舎の移転や中学部の開設等を経て、現在は小学1年生から中学3年生まで、約60名の生徒が在校。
国連のユネスコから認定を受ける他、SDGs推進事業によるESD重点校のサステイナブル・スクールに指定されるなど、世界的に注目を集めていらっしゃいます。

その教育の特徴とは?

 

子どもは自ら学ぶ意欲を持ち、自らの力で学ぶことができるという学習者中心の教育観。

 

言葉や数など基礎学習にも、自分で計画を立てて個別に進めていく時間と、感想や気づきを発信したりシェアしたり出来る共同学習の時間がある。
その他、例えば差別について考えたり、水について研究したりという総合学習が出来るテーマ・ワールドオリエンテーションがある一方で、完全に自分のやりたいことが出来るプロジェクトがあるそうです。

 

子ども一人ひとりの個性や主体性を尊重する学習の在り方は徹底されており、その特徴は全校集会にも見られます。
体育祭や修学旅行などの学校行事についても、多数決で決めるのではなく、誰もが反対しない案を全員参加での対話を通して決めていくのだとか。

 

藤田校長2

 

2019年、法人名を「認定NPO法人箕面こどもの森学園」から「認定NPO法人コクレオの森」に。
その意図とは?

 

子どもから大人まで広い世代の人たちと共にミライを創っていく。

 

20年前から大事にしてきているのは「持続可能な社会」。
子どもたちの教育の中でカタチになるようにとやってこられたそうですが、学校運営している中で、親御さんがしんどかったりする一面を感じ、子ども教育の他に大人の学び場などを新たに展開されています。

更に里山地域に、町づくりと併せて2校目の開校に向けた構想もあるのだとか。

 

子どもから大人まで広い世代の人たちと共にミライを創っていく団体として、新たなスタートをきった「コクレオの森」。
多くの方に、共にミライを創る仲間としてご参加いただければ幸いです。

 

【認定NPO法人コクレオの森「箕面こどもの森学園」藤田美保 氏 略歴】
小学生のとき、『窓際のトットちゃん』を読み、自由な学校に憧れる。
その後、小学校教諭を経て大学院に進学し、市民による学校づくりを目指す。
2004 年に「わくわく子ども学校」(現:箕面こどもの森学園)常勤スタッフとなり、2009年から箕面こどもの森学園校長。
現在は、ESDの学校を中心とするSDGsのまちづくりを目指す。
共著に『こんな学校あったらいいな ~小さな学校の大きな挑戦~』築地書館、2013 年。
『気候変動の時代を生きる~持続可能な未来へ導く教育フロンティア~』山川出版社、2019年。
『みんなで創るミライの学校~21世紀の教育のカタチ~』築地書館、2019年。
◆認定NPO法人コクレオの森
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