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一般財団法人 レオ財団

イベント報告

「100年続く一流企業を目指して」

「100年続く一流企業を目指して」

 

2020.07.30
 

公益財団法人 大阪産業局が主催する「なにわ あきんど塾」。

「なにわ あきんど塾」は、今年度で35期目を迎えた、次代の大阪を担う経営者・後継者のための塾。

 

 

4月開講の予定が、今年度はコロナの影響により大幅に遅れての開講となりましたが、経営戦略や財務、マーケティングなど40以上のカリキュラムで講座を行っていく中、理事長の橘に、トップバッターとして経営者講演の機会をいただきました。

 

《新型コロナウイルスの出現を、皆さんはどう捉えていますか?》

 

元の世界に戻ることはないでしょう。
今起きていることは、単なる災いではなく、我々人間に対する“警告”であると感じています。

 

経営者として、この状況をどう捉えるか?ということが、非常に重要だと思うのです。

 

コロナウイルスの出現によって困っているのは、あくまでも人間視点の話。
もし、宇宙の視点で考えるとするならば、何億年という付き合いのある月と地球が、こんな会話をしているかも知れません。

 

産業革命以降、人間という生き物が好き勝手やってきた結果、地球そのものが壊れかけてはいないか?
人間こそ、災いなのではないか?と。

 

化学技術は目覚ましい発展を遂げ、利便性が増し、物質的にも豊かになりました。
しかし、自分たちの都合ばかりを追求してきた結果、人々の幸福度はそれに伴い、向上しているでしょうか?

そのことを真剣に考えるキッカケを、新型コロナウイルスによって与えられているように感じます。

 

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《経営者である前に一人の人間として“どう在ることが幸せなのか”》

 

我々は、働くために生まれてきたのではありません。
経営をするために生まれてきたのでもないのです。

 

なぜ生まれてきたのか?
それは、幸せになるために、生まれてきたのです。

 

私はかつて、‪一経営者として雇用もして、納税もして、自分は精一杯頑張っているのにも関わらず、世の中が良くならないことを周囲のせいにしていました。
政治家が悪い、官僚が悪い、マスコミが悪い…と。

しかし、長年の経験を経て、そんな事を言っていても世の中が良くなっていくはずがないと気付いたのです。

 

経営者である前に一人の人間として“どう在ることが幸せなのか”を自ら考え、見極めることが重要。

現代社会を見直してみると、How toばかりが蔓延しており、What for(何のために)が疎かになっているように感じます。
昨今、経済合理性に注目が集まりがちですが、何のために、何をする会社なのか?を明確にすることは、経営者にとって重要です。

 

経営者自身がわかっていなければ、そこで働く社員も会社に対する魅力を感じなくなってしまいます。

 

今後、あきんど塾で経営のノウハウを学んでいかれると思いますが、まず最初に心掛けていただきたいのは、
経営者自身が「何のために生きているのか?」「どう生きたいのか?」
その上で、「会社として何を目指し、何をしていくのか?」を社内外に対して発信していくことが求められます。

 

《会社とは、“社員が幸せになるためのインフラ”である》

 

経営者としての不変的な仕事は、「判断する」ということ。
判断をするためには、「基準・考え方」が大切です。

 

その「基準・考え方」自体が、会社らしさに繋がっていきます。

 

東邦レオにおいては、いざと言う時に「社員とその家族を守ること」が会社の大きな役割であるという考えのもと、
緊急事態宣言が発令された4月には、オンラインで全社員との緊急会議を開催。

 

目的は、先行きの見えない不安定な事態だからこそ、いち早く「安心」を届け、更に今後における「夢」を描けるような環境を整えることでした。

 

国からの給付金がいつになるわからないという状況下、東邦レオでは5月1日には
社員(正社員・嘱託社員・パート・アルバイト)約300名に対して、10万円ずつの給付とマスク支給を実施。

 

その結果何が起きたかと言うと、社員自らがレオ基金を起ち上げ、有志で460万円が集まったのです。
その基金を元に、社員が地域社会に対して出来ることを考え、行動する、ということが起きました。

 

社員が自ら考え、社会のために行動してくれたことは何より嬉しいことでした。
我々経営陣にとって、大きな判断であったと感じています。

 

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コロナにより顕著になった時代の変化として、橘が代表取締役社長を務める東邦レオホールディングスの取り組み事例や、経営者として求められる不変的な仕事・考え方をお話しさせていただきました。
橘自身が長年の社会人生活の中で実践してきた、採用・人材育成・経営計画など具体的な事例や、それらを通して培ってきた経営観・人生観に、塾生の皆さんも熱心に聞き入っていらっしゃいました。

 

最後に、橘より経営者の皆さんに、メッセージを贈らせていただきました。

自分が変わるきっかけは3つ。
・人との出会い
・本との出会い
・出来事との出会い

 

それによって織り成されていくのが人生。
生きているようで、“生かされている”のだということに気付けば、ひとりひとりの人生の意味も見えてくるでしょう。
何事も本気になって“想う”ことから始まるのです。

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