母として、民間人校長として ~リアル子育て世代の校長だからこそわかる、真の教育とは~

一般財団法人レオ財団 第5回講演会 として、 山口照美先生の講演会が開催されました。

 

山口先生は、大阪市の公募に合格した11名の民間人校長の1人であり、また、小学1年生と2歳になる2児の母でもあります。

 

28歳で塾を退職し、小さな広報代行会社を運営しながらも、教育ブログを書きため、高校での進路講演を引き受け、児童養護施設での学習支援ボランティアに参加。「経済格差を教育格差にしない」をテーマに仕事がしたいと考えていたところ、大阪市の公募校長の話が持ち上がります。

 

配属されたのは、生徒100名弱の小さな学校。公教育の現場には、やはり学力格差の問題や教職員の多忙などさまざまな課題がありました。そこで、教頭先生が考えた「小さな学校、大きな家族」というスローガンをみんなで掲げ、子どもたちにこれからの時代を「生きる力」を育てようと取り組んでいます。

 

山口先生の伝える「生きる力」とは、この3つ。
①世界中のどこに行っても「人の助けを借りて」生きていくことが出来る力。
②出会ったことのない課題を解決する力
③やりぬく力

 

最後に山口先生は、講演会に来ている方々にお願いしました。

 

【知ってください】子どもの貧困、孤立育児、公教育の課題に耳を傾けてください。
【関わってください】家事育児、地域社会、地域の学校や子ども達に関わってください。
【カッコイイ大人になってください】カリスマティックアダルト=尊敬できる大人に出会うと非行や犯罪の抑止力になります。

 

そして、「あなたがいるだけでうれしいよ」と言葉にして伝えてください。

 

私たち一人ひとりが、まだまだ出来ることがある、するべきことがあると実感した講演会でした。

 

【講演会概要】
2014年9月19日(金)
時間:PM18:00 開場  PM19:00 開演
場所:ホテル大阪ベイタワー 4Fホール

 

講師プロフィール:
山口 照美(やまぐち てるみ)
大阪市立敷津小学校校長。大阪市の公募に合格した11名の民間人校長の1人。塾の校長経験を経て起業し、広報代行会社の経営やセミナー講師を11年間務めた後、2013年4月より校長職となりました。家事育児をメインで担う夫と 6歳の娘、 1歳の息子に支えられ、子育て世代の強みを活かした学校経営に取り組みます。
著書『企画のネタ帳』(阪急コミュニケーションズ)『売れる!コピー力養成講座』(筑摩書房)『現代語で読む「たけくらべ」』(理論社)など。

 

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